ママ涙!子供が「学校に行きたくない」と言った心優しい本当の理由とは?

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「学校に行きたくない!」と、お子さんから言われると、心配になってしまいますよね?学校に行きたくない理由は、子供によって違います。アプローチの方法も違います。無理やり学校へ行かせることもできるかもしれませんが、「学校に行きたくない!」という一言も、子供にとっては大きな勇気を出して言った言葉かもしれません。そしてその一言の背景には、まさかの理由が隠されていることもあります。今日はSくんに聞いた「学校に行きたくない」本音をご紹介します。

実際にサポートさせていただいたお話を、
ご家族同意の上、お話ししますね。

もくじ

「学校に行きたくない!」と言い放った子の、優しい本音

「うちの子、学校に行きたがらないんです」
Sくんのお母さんからご相談をいただきました。

Sくんのお母さん曰く、
・友達とも仲が良さそう
・宿題だってやっている
・先生が怖いわけでもなく
・給食の時間も大好き
・成績だって悪くもない

「学校に行きたくない」という理由が全く見当たらなかったそうです。

「なんで学校に行きたくないの?」

「僕もよくわからないけど、朝になると行きたくなくなるの!」

「ほら、行けば楽しいからさ!」と鼓舞しては、
Sくんはがんばって通っていたそうです。


ところがだんだんと
朝起きるのが遅くなり、布団から出てこなくなり、仮病を使うようになり・・・

見かねたSくんのパパは「甘えてないで、いいから行け!」叩き起こし、泣きながら登校する毎日に、
パパもママも疲れ果ててしまっていました。


そんなきっかけでボクは、Sくんの話を聞かせてもらうことになりました。


コーチングを進めていくとSくんは、こんなことを言ってくれました。
「あのね、ぼく。ママのことが好きなんだ!」


おっ!?突然ママへの愛の告白!!?
すごく素敵な言葉なんだけど、学校に行きたくない理由とは結び付かないと感じますよね?
なのでもう少し深く掘り下げて聞いてみました

そっか〜!Sくんは、ママのことが好きなんだね〜。
ところで、どうしてその話をしてくれたか教えてくれる?


するとSくんは、

ぼくが学校に行ってる時にママが死んじゃったり、
こわい人に襲われたら大変でしょ?
だから朝、すごく学校行きたくなくなるの!
ぼくが家にいたら、ママを守ってあげられるもんね

そんな風に笑顔で答えてくれ、
思いもよらなかった言葉を聞いたSくんのママは、目頭を熱くしていました。

成長していくと、「女の子はママの親友のようになり、男の子はママのナイト(騎士)になる!」
なんていう人もいますが、「ママを守ってあげたい!」と思う男の子は、実はかなり多いんですよ〜。


そしてSくんのママは言いました。
「そっかそっか〜。ママを守ろうとしてくれたから、学校に行きたくなかったんだね!
 そんな優しい気持ちだったのに、ママは無理矢理行かせようとしちゃってたね!」

その言葉を聞いて、Sくんは照れ臭そうに笑っていました。
そして、Sくんのママは、こんな言葉を伝えてくれました。

実はママね、あなたが学校から帰ってきて、「今日はこんなことあったんだよ〜」って話を聞けるのを、いつも楽しみにしてるの。
ママは大丈夫!だからあなたは、学校を何も心配しないで楽しんでいいんだよ!ママはそれが嬉しいの!


そこで、Sくんに聞いてみました。

「ママの話を聞いてみて、どう思ったかなぁ?」

うん。安心した!だけどまだ、ちょっと心配。だから、学校に行くとき、あの角を曲がって、僕が見えなくなるまで、ママ、手を振っててくれない?

Sくんママの答えは、もちろん「YES!」

よっしゃ〜!じゃあ僕は学校が終わったら、走って帰ってくるからね!

うれしいけど、事故に遭わないように気をつけてね!

アイコピー!
(Nintendo Switchのゲーム ピクミンの中で「了解」という意味)

後日談

お話をした次の日からSくんは、毎朝元気に「いってきま〜す!」と言って、登校しているそうです。お母さんも毎朝、Sくんが見えなくなるまで笑顔で手を振る。それがすごい安心を生んでるみたいです^^

そして、6年の月日が流れて、小学4年生だったSくんは、高校生になりました。
相変わらずお母さんは、Sくんに「もういいって!」なんて笑って言われながらも、今でも見えなくなるまで手を振っているそうです笑
よっ!ステキ親子!

じゅんコーチのお役立ち解説

子どもって本当に優しいですね!今回は「ぼくはママが好きなんだ!」という一言を拾って、話を広げていきましたが、子どもって、質問に対して「それ、答えになってなくない?」ということを、よく話してくれます。

大人からすると、「意味わからん!」って思いがちですが、その言葉をもう少し掘り下げてみると、そこには思いもよらない宝物が眠っているかもしれませんよ!

そして、ちょいと難しい言葉やけど「肯定的な意図」というものを探してもらえると嬉しいです。
一見すると問題行動のように思うことがあったとしても、「この子は何を大切にしているから、この行動をしているのだろう?」「本当はどうしたいと思っているのだろう?」そんな風に考え方を変えてみることで、見え方も大きく変わってくるので、オススメさせてください!

最後にはなりますが、どうか忘れないで!
お子さんも、お父さんも、お母さんも、誰もがみんな100%頑張ってる!

今日も親子日和だぁ〜!!
じゅんコーチでした

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この記事を書いた人

原潤一郎(じゅんコーチ)のアバター 原潤一郎(じゅんコーチ) 日本親子コーチング協会 代表理事/作家/講演家/メンタルコーチ

世界初となる「子ども向けコーチングスクール」創設者。
子どもの隠れた悩みがパッと解決する魔法のカード「ピットインカード」発案
著書「魔法のピットインカード」(日本文芸社)「教師のための叱らない技術」(明治図書)
軽井沢とビートルズがLOVEな一児のパパ

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